自分の中でずっと、ずっと心待ちにしていた8月。単身で南相馬市に移住しました。
南相馬市は海に近いため風があり、埼玉より5℃くらい気温が低いです。涼しくてとても過ごしやすいのですが、急激に蚊に刺される回数が増えました。1週間であっという間に10箇所以上は刺されて驚きました(笑)
ーーまず、8月の前半は修行先で常連さんにお別れの挨拶をする日が続きました。「数年前は頼りなくて大丈夫ー?!って思ったの今でも覚えてるよー!」なんて思い出話をしたり、お店で撮ったご家族の写真を手紙に添えてくださったり、ハンカチ、お花、お酒などお心遣いをいただきました。師匠の先輩からいただいた、お酒とお花のプレゼントは見たことがないオリジナリティ満載のもので驚き!!皆さま、本当にありがとうございます。私の中では1つの答え合わせができたなと実感できました。
師匠とのツーショット...!
たくさんのことを学んだ大陸から、小さな小舟が出港するようなイメージ。荒波も向かい風もこれからやってきます。それでも、いつだって灯台となるのは師匠です。
ーー長らく関東圏には帰らない予定なので悔いのないよう、食べ納め月間は大詰めでした。
「シンコの握り」YouTubeでさばく動画を見たばかりのタイミングで、まさかお目にかかれるなんて!
もう一つの修行先でのサプライズのプレートはとっても繊細でした。
ーー引っ越しは費用節約のためにキャラバンを借りて、自力で行いました。物を少なくする生活を心がけていたので何とか積み込めましたが、買い貯めていた厨房用品が結構あり、最後までヒヤヒヤ。
休憩含め片道5時間、主人は8時間近くの運転でしたが費用はかなり抑えられました。それぞれの場所での生活がスタートしています。主人は人生初の一人暮らし。私は実家に居候中です。
南相馬市に来てからは各種手続き、空き店舗探し、アルバイト探し、デザイナーさんと相談、融資の相談とバタバタ続きです。主にスーパーで働くこととなりました。短期でも快く採用してくださり、柔軟に対応してくださる店長さんには感謝しかありません。「人が温かいな...。」と感じる日々です。
ーー浪江町で同じ集落だった幼なじみが、スクーターを譲ってくれました。整備や塗装をして、さらに茨城から届けに来てくれました。本当に本当にありがとう。
スクーターを届けてもらった後、幼なじみと一緒に浪江町を見て回りました。昨年取り壊される前に見に行った、お互いの小学校は更地になっていました。
思い出の道が、震災以前のような一面稲作の景色に戻っていて感動しました。
16.5mの津波だった証。
ーースクーターという移動手段を手に入れたので9月はお会いしたい方、行きたいと思っていた場所に伺うことができそうです!その際は事前に連絡させていただきます。いよいよ、南相馬市にやってきました。どうぞよろしくお願いいたします。
ありがとうございました!