今日は暖かいな。今日は寒いな。原チャに乗りながらそんなことを思う2月でした。
ーーご報告として、私たちのお店のロゴが決まりました。
お店の名前は「MADY(マディ)」です。このブログを始めて、最初に書いた2018年4月の内容通りの由来と想いを込めて。福島の方言【までい=手間を惜しまず、心を込めて、丁寧に】
ロゴの構成にもいくつか想いがありますが、それは心に秘めておきます。それぞれの解釈と感性を大切に。
ーー2月は南相馬市へ帰省しました。そして、浪江町にも行きました。3月に帰れなくても必ず海に近い慰霊碑に手を合わせて、慰霊碑の言葉を読み返して。
そして、母校へ数年ぶりに行ってきました。取り壊しが決まったとその夜、母から聞きました。寂しくて、悲しいですがどうにもできないことです。木々が大きく育っていて月日を感じました。6年間も通った大好きな場所。さまざまな思い出が蘇ります。
ーー南相馬市では駅前を主人と歩き、空き店舗を見て回りました。以前、直感でいいなと思っていた物件はまだ空いていて、そこになりそうな予感がします。
「貸物件」「テナント募集」の文字を見つけるたびにまるで宝探しのような気持ちになります。「よっしゃ!」みたいな感じ。
ーー主人が自分用の牛刀を持ちたいと言うことで、2度目の河童橋にも行きました。おじさんシェフお久しぶりです。
そのあとは東京で勢いのある飲食店をハシゴ。お腹はパンパン。耐久レースでしたが、たくさんのヒントをもらいました。
ーーこの時期のこの状況。「まるで震災の時みたいだ」と師匠は言っています。被災地にいた私の知らない当時の関東の状況を肌で感じています。
飛び交う情報。それぞれの状況。意見。
立場。恐れ。焦り。苛立ち。悲しみ。
目まぐるしい中で自分をどう保つのか。
避難先で「お前たちが隣に来てから眠れないんだ」と言われたこと。数日ぶりの菓子パンの支給に殺到して、我先にと鷲掴みにしていく大人たち。当時がフラッシュバックします。そんな中でも、助けてくれる人はたくさんいました。
9年経つ時間の中で自分はどう変化したか。今の自分はどうするか?試されています。
まずは来てくれたお客さんに喜んでもらえる接客をすること。こういう状況でも来てくれる人は大切だし、きっと助けてくれる人だと思うから。
ありがとうございました!