Restaurant MADYへの道のり

『までいにおもてなし』2022年春に南相馬市で開業予定 / 福島県浪江町 × 埼玉県毛呂山町 / 1995年生まれ夫婦(26)

2023年 3月10日

大変お久しぶりです。空気の温かさに春を感じる3月。長い冬が終わるなぁと安心します。あれから、駆け回るような日、穏やかな日を繰り返して今に至りました。

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このブログも2018年4月にスタートしてから、もう少しで5年...


「5年!?!?」


と遡って驚いてしまいました。過去の投稿を読み返すと、むず痒い恥ずかしさが込み上げてきます。でも、そんな日々の延長上にあるのが今日なのか、と感慨深くもなります。

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このブログを見ていました、とお客様からお声かけいただくことも多く、継続して道のりをブログに綴り続けて本当に良かったと思っています。

 

ーー2023年3月10日で、お店を開業してから1年が経ちました。長かったような、短かったような...とはこういうことかと感じています。

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3/4月 歓送迎会

5月       ゴールデンウィーク期間

6月  手作りドリンクの提供

7月  メニュー変更

8月       夏休み・お盆休み期間

9月  バーニャカウダソースの販売開始

10月     一部値上げ

11月      立食スタイルの営業

12月     忘年会・クリスマスコース

1月  お正月営業

2月  イベント登壇・冬期休業

というような流れの1年でした。1年目なので毎日が初めての1日。それぞれの月に、気合を入れて乗り越えなくてはならないイベントや、タスクがありました。


ーー開店準備を進めていた2021年11月頃〜2022年3月頃までは、とにかくタスクに追われる日々で、記憶がとても断片的です。辛かった日々を忘れるように人間はできているようです。

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3/10にグランドオープンしてからは、もう止められないエンジンを動かしたような感覚がありました。まず、体調を崩すことはできないし、どんなハプニングが起きても、お客様に迷惑がかからないように営業していかなければならないからです。

雇われていたころは違いました。不都合があった場合、代わりに仕事をお願いできるスタッフがいたし、最終的な責任は私にはありませんでした。今はそうは行きません...。

雇われていた頃の方が良かったのか、自営業をやっていく方が良いのか、頭の中で何度も天秤にかけて考えました。

お店を始めてからは、圧倒的に自分の時間が減りました。やることをこなして、その結果できた時間が自分の時間となります。10分のロスタイムも嫌になるので、取引するつもりもない無駄な営業電話には、とても腹が立つようになりました(笑)電話の切り方を習得したので、少し成長。

少しずつ自営業の良さを実感し始めているので、考えは変化していくのかなと思っています。

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ーーいまは、南相馬市で開業して良かったと心の底から思います。開業に協力してくれた方、ずっと応援してくれていた方、お世話になっている業者の方、学生時代の同級生、恩師の先生、同胞の方、修行先の常連さん、そして地域の方々...。

この1年、本当にたくさんの出会いと再会がありました。これから出会いが増えていくのかなと思うとワクワクしますし、お店を続けていく大きな原動力になります。

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そして何より、私に飲食店で経験してきた全てを惜しみなく教えてくださった師匠には、感謝の言葉が見つかりません。1年間、自分たちお店を営業してみて

「師匠が言っていたのはこういうことか。」

と納得、実感する毎日でした。


お店を続けていくのは

長いマラソンと一緒なんだよ

 

と師匠は私たちにアドバイスをくれます。

スタートダッシュを決めなくてはならない場面。同じペースで走り続ける道。給水ポイント。上り坂。下り坂。ラストスパート...。

私たちは夫婦で二人三脚をして走らなければならないのですが、片方が足をひねって一緒に転んだり、お互い別々の方向へ走ろうとしたり...まだまだ安定的な走りにはほとど遠い。しかし1年目より2年目の方が知っている道が増えているので、少しは上手く走れるようになると思います。

修行先は今年で開業20周年。一生追いつくことはできませんが、私たちが目指す場所にいる師匠をこれからも追い続けます。そして『までい』であり続けることを忘れず、自分たちのスタイルを確立していきます。

 

皆様への感謝の気持ちでいっぱいです。

 


2年目のRestaurant MADYも

どうぞよろしくお願いいたします。

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