Restaurant MADYへの道のり

『までいにおもてなし』2022年春に南相馬市で開業予定 / 福島県浪江町 × 埼玉県毛呂山町 / 1995年生まれ夫婦(26)

2018年 7月

7月。湿度が高くて汗がじんわりと出る気候でした。わたしは暑さに無頓着なのでへっちゃらで、汗をかいたところに風が通るとひんやり気持ちいいなぁ~~なんて思いながら働いています。部屋にいる金魚さんも30℃の水温で活動的。

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7月前半まではお店をやるという実感がどうもふわふわしている状態でした。しかし、未来食堂さんの本と事業計画を読み、だんだんふわふわしていたものが頭の中で形になり、机の上で文字になりました。それからは、

◆なぜ他でもない「私」がお店をやるのか

◆「私」にしかできないものは何か

◆サービスについて

◆内装について

◆厨房について

◆料理について

◆それをやりたい上で今の自分に足りないものはなにか

をまとめる作業を続けました。イメージできていても文字として文章として書き起こすことはけっこう難しいことでした。でも、ドキドキします。それと同時に不安も増します。しかし、自分で一から作れるというワクワク感(居抜きにするかスケルトンにするかは決まっていませんが、スケルトンがいいなぁと思っています)はずっと心の中にあります。 

 


ーーさて、8月から未来食堂さんで「まかない」さんとしてお手伝すると決めていたので、7月最終日に未来食堂さんへ行ってきました。

※「まかない」とは50分のお手伝いで1食無料という未来食堂のシステムのことです。

私は大学2年のときにアルバイトとして働き始めた今の職場以外の飲食店厨房で働いたことはありません。そのことについての危機感が心の中にありました。そんな時、出会えたのが未来食堂さん。なにかと非公開にしたがる飲食店業界、そんな世界にできた「まかない」の新しいシステム。

○他のお店で働ける

○厨房を見ることができる

○女性経営者、小林せかいさんに会える

これは行くしかないなと思いました。私の名前は「未来」と書いて「みき」と読むのですが、「未来食堂」と聞いて運命を感じずにはいられません。


〜~当日~〜

「まかない」をするためには1度来店し、その場で申し込みをするというルールになっています。未来食堂へ向かう電車の中でドキドキ…あと10分で神保町だ!

社会人生活が厨房で始まった私にとって、お財布持ってランチを食べにいく人たちで栄えているビジネス街は新鮮です。ドキドキ。あ…あった!!

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日本教育会館の地下への階段を下り、見えてきた「未来食堂」のロゴ。店内の丸いレトロな照明。そして、3冊の本を執筆した小林せかいさんの姿。自分が読んだ本の作者の方と会うというのは初めての経験。しかもそれは握手会なとではなく、食堂の厨房の中にいらっしゃる、何という不思議な体験!!!

着席して3秒で本当に定食が出てきました。この日は「自家製食べるドレッシングで食べる夏の冷しゃぶ」しかし、私は、せかいさんにどのタイミングでまかないを志願しよう!?事前に用意した自己紹介のメモをいつ渡そうか!?待って私は今、未来食堂にきているのね!?と頭がてんてこ舞いでご飯を味わう余裕がありませんでした(笑)すみません。

食べ終わり、せかいさんがお盆下げるタイミングで無事、まかないを志願することができました。Facebookでやりとりしましょうとお話をして、割引券もいただきました。これは1度来店すると必ずいただけるもので、次回から800円で定食が食べられます。

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8月7日また新しいステップへ。

行ってまいります。


7月中に今の時点でやりたい事業計画の土台が出来上がってきたので、8月は書き方の例を見ながら事業計画を作成します。夏空を感じながら一生懸命に。

 


~プライベートのお話~

細田守監督の最新作を観に行ってきました。7月31日に行ったのですがその日は【未来(みき)が未来食堂に行ったのち、『未来のミライ』を観る】という未来づくしの1日になりました。兄弟ができることで自分の存在が危うくなる気持ち、私は長女なので少なからず感じたことがあったのかな~と思いつつ。些細な偶然が重なったことで今の自分が生まれているということ、家族愛系には涙腺が崩壊してしまうのでポロポロと涙を流しながら観ました。細田守監督の作品は夏の描写が素敵で魅力的です。

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ありがとうございました!