Restaurant MADYへの道のり

『までいにおもてなし』2022年春に南相馬市で開業予定 / 福島県浪江町 × 埼玉県毛呂山町 / 1995年生まれ夫婦(26)

2020年 12月

寒い冬にこの黄色はなんだか元気が出ますね。

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師匠の実家から大量の柚子が届きました。いつもはお客さんに柚子をそのままプレゼントしていましたが、冬季限定ドリンクとして出してみるとこれがヒット。

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甘いお酒は滅多に飲まない常連さんも注文してくださり、柚子の力に驚きました。旬の食材は身体が自然と求めるのかもしれません。


ーーさて、今月は前半で試作を落ち着かせて、後半クリスマスコースに集中した1ヶ月でした。

まず試作では、パテ・ド・カンパーニュ。お肉の配合、火入れの温度や方法、やはり奥が深い。師匠が使うガスオーブンは20年近く前のものなので、温度設定ができず、このヤロぉぉぉー!と思いながら外付けの温度計と睨めっこして試作してます。

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近くのお店でパテカンの食べ比べもしました。あるワインバーでは、付け合わせとして定番の粒マスタード以外にりんごジャムなどを添えていて、特に柚子胡椒は相性抜群でした。いいアイディアゲット。

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パテカンとチーズをお目当てにボルドーワイン、カリフォルニアのシャルドネとフランスのムルソー飲み比べを昼間からしてしまい、なんとも豪華な昼飲みとなりました。

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ーークリスマスコースは師匠に「任せる」と言われ、自由にやらせてもらいました。今年は予想以上にクリスマスコースのご予約をいただき、常連さんにはいつもと変わったお料理を喜んでもらえたので、時間に追われながらもベストは尽くせたかなと!

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ーーチーズを1万円分買いました!!!ワインバーでチーズ5種食べ比べをしてその勢いそのまま、そのお店とチーズの取引をしているお店を検索し、クリスマスチーズセット注文!10種類+1種類で届き、包装の仕方もセンス良く素敵で参考になりました。

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牛、羊、山羊のミルクのチーズ。クリスマス前から年末にかけて勉強も兼ねて楽しめました。私は、ブルーチーズや羊、山羊の癖強めなチーズが好みなのですが、やはりお店で出すならば食べやすく、食べ慣れている牛のチーズが無難だという結果に。

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ちゃんとしたチーズで作るカルボナーラはワインと合わせたい1品になりました。このシャブリ、相性抜群でびっくり。ワインを出すなら、チーズは必須!!!と思っています。

 

ーー今月の学びとしては【店主の好みの味がお店の味になる】ということ。わたしはすっかりお酒に弱くなってしまいましたが、元々は飲む方でした。お酒と一緒に楽しむ料理が好きで、そういった料理をよく試作する傾向にあります。

お酒と料理の組み合わせ。例えばハイボールには揚げ物料理、白ワインには魚料理やチーズ、赤ワインには肉料理やジビエ。今回だとパテ・ド・カンパーニュは絶対に赤ワインと一緒に楽しみたい!個人的に大好きなお料理です。

しかし、師匠はお酒が飲めない体質なのでお酒と組み合わせなくても単体で楽しめる料理を主に、お店のメニューで出しています。臭みの強い食材や酸っぱいもの、辛いものは苦手で言ってしまえば舌がお子ちゃまなのです。ただ、それは万人受けする料理がわかる、作れるということに繋がっています。

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私の好きな味覚は「酸味」。私の幼少期から人生を振り返ってみると、好きな食べ物はことごとく酸っぱいものでした。駄菓子の酢だこさんから始まり、よっちゃんイカ、もずくの三杯酢、ポン酢、フレンチドレッシング、バルサミコ酢、、、レモン汁の消費量には主人にも驚かれます。こりゃぁ、歯が溶けますね。ワインも勉強したての頃は、酸味が特徴的なソーヴィニョン・ブランが一番好きなぶどうの品種でした。

これには気をつけなくてはならないと自分でも思っています。気づいたら自分のお店の料理が全部酸っぱい!!なんてことになってしまうので。幸いにも主人がお子ちゃま舌の持ち主なので、個性は出しつつもできる限り、万人受けする味付けの料理を出していきたいです。

 

ーー2020年がもうすぐ終わります。新型コロナウイルスで大変な1年でした。1年の振り返りを今回のブログに書くと長くなりそうなので、来月さらり〜と書くことにします。年越しフェスも直前で中止となり、どう過ごそうかと悩んだ私たち夫婦は先程まで、公園へバスケをしに行きました。数年ぶりのバスケ。腕の筋肉がついたので当時よりは上手くボールが投げられた気がします。

帰宅後は先日届いた低温調理器を使い、試作も兼ねて主人が夕食を現在調理中です。来月からはこの低温調理器での試作がメインとなりそうです。

お互い料理も接客もできる、二刀流の夫婦となれるよう来年も修行してまいります。

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皆様もどうぞ良いお年をお迎えください。

 

 

ありがとうございました!