4月が来る前に桜が散り始め、急に雪も降る。慌ただしいですが、春の香り、ウドをいただきました。
ーー3月11日で東日本大震災から9年となりました。故郷の復興としては常磐線が開通。近々、特急ひたち号に乗って南相馬まで帰省しようと思っています。この写真は5年前の竜田駅の写真。当時はこの先から電車は運行できない状況でした。
今年はテレビで各地の中継を見ながら黙祷。月日が経って当時のことを調べたり見たりできるようになり、自分の住んでいた地域以外の被害を知ることもできました。
災害はいつどこで起きるのかわからないもの。経験した自分は、もしものその時に人の手助けとなる行動を取れるように。毎年くる3月11日に思いを改めます。
テレビを観ていたら、非常用の備蓄用品に
・スリッパ
・メガネ
・歯ブラシ
があると役立つと聞き追加で購入。忘れがちですが意外と重要ですね。スリッパは片付けの時に、ガラスなどで怪我をしないため、そして避難所生活の時のために。メガネも盲点でした。当時はまだメガネをかけるほど視力が低下していなかったのですが、今は裸眼だと視界がぼやけてしまうので、、、。歯ブラシは口内の環境をよくすることや、気持ちがスッキリするそうですよ。
断片的な記憶のなかに、避難先の小学校の手洗い場でハンドソープを使い、髪の毛を洗った記憶があります。非常時は清潔な環境が保てなくなるので、洗面用具などはとても重要です。
ーー非常用の備蓄に、、、マスクを1箱入れておきました。今、過去の自分に感謝です。この話題しかなくて沈む気持ちですが
1ヶ月で状況が変わってしまいました。飲食店にとって3月は歓送迎会シーズンで繁忙期となります。しかし、宴会の団体はすべてキャンセル。そして、3月末の東京都の外出自粛要請を受けて、近隣の県も自粛要請で来客は激減です。お店のことを思って足を運んでくれた常連さんも、さすがに自粛要請となると、外出を控えます。
師匠も「震災以上のことは起こらないと思ったけど、それ以上があるなんてな。」計画停電で営業できなかった時の方がまだ良かったそうです。今回は先が見えないので、回復の見込みがわかりません。
修行先は借金返済を終えていて、開業から17年も経っているため内部留保もあり、この事態に耐えていけます。でも、もしこのタイミングで私たちが開業していたらきっと潰されていたでしょう。これからどのような状況になるのか。じっと待つしかないです。
ーー賛否分かれると思いますが、卒業祝いや、送迎会を少人数に調整して来店してくださる方もいます。卒業祝いをしていたご家族のテーブルを片付けをしている時にこんなメッセージを残してくれました、、、
こういうことがあるので飲食店はやりがいがあります。きっと卒業式はできなかっただろうに、、、とても嬉しかった出来事です。
ーーこんな中でも桜は満開なので、大学の時の先輩と夜桜をしました。先輩も飲食店で働きながら独立を目指しているので、意見交換、情報交換、有意義な時間でした。
3人で桜の下、ワインを開けてちょっと現実逃避していたところにお寺の住職さんが来て、今年は残念だけど帰ってくれと言われたのはなんだか悲しかったです(泣)
いろんな考えの人がいますからね、、、
そのあとは場所を移動して、小さな公園へ。謎の遊具が多数あり、静かすぎる公園は世紀末感がありました。
それでも、桜は綺麗でした。
情報が大量に渦巻く今。正しく怖がること。そしてできる限りの予防をしていこうと思います。
ありがとうございました!