Restaurant MADYへの道のり

『までいにおもてなし』2022年春に南相馬市で開業予定 / 福島県浪江町 × 埼玉県毛呂山町 / 1995年生まれ夫婦(26)

2018年 4月

今日から、はてなブログを始めます。飛び抜けて上手ではないけれど、幼い時から文章を書くことが好きです。日記を書くことが好きで、思い出や今までの自分自身の軌跡を大切にしてきました。月の始まりに前月にあった出来事や反省を綴って更新していこうと考えています。

 

『Restaurant MADYへの道のり』というページにしました。私は福島県浪江町出身で、3年後(26歳)福島県南相馬市で飲食店を開業しようと計画しています。お店の名前は前々から、なんとなく決まっていて、『MADY(マディ)』がいいなと。これはわたしの出身、福島県の方言で「までい」に由来します。「手間を惜しまず」「心を込めて」「丁寧に」という意味を表現する方言です。好きな作家さんである辻村深月さんの『スロウハイツの神様』という作品に登場する内容でもあるし、修行先のお店の名前に似ているということもあります。

開業するお店の構想はまだまだぼんやりとしていて、はっきりと決まっていません。滲んだ絵のような状態です。修行を始める時点で決めるべきだと思っていましたが、意外とすぐにカチッと決まるものではなく…修行先のレストランにかなり影響を受けると思いますが、修行しながら明確にしていきます。

 

ーーさてそんな中、約2年間アルバイトとして働いてきた修行先で社員になって1ヶ月の反省。出来栄えとしては半分も達成していない状態です。

今までのサブの調理からメインの調理を覚えて、お店を回せるようになることが最優先なのに、意味のない調理の練習をしたこと。新メニューを考えようと師匠と決めていたのに、フードプロセッサーで混ぜる簡単な一品しか試作しなかったこと。その他諸々、やるべきことの順番が違っていると師匠に諭されました。

4月は
・生活リズムを作ること
・調理についてのメモを整理すること
・体調を崩さないこと

これらをこなすことで精一杯でした。新しく覚えたこととしては2枚におろされたカンパチとタイをさばくことくらいでしょうか…。

心と体のコントロールを、少ない自分の時間ですることは大変でした。それも自分で覚悟して選んだ道。厳しく向き合っていかなくてはなりません。本当の飲食の世界はもっと厳しい、将来ライバルとなるかもしれない人たちは、私よりも早く起きて鍋を磨いたり、夜遅くまで包丁を研いだりしているということ。師匠からそう忠告されました。「お前はまだまだ甘い」と。その通りなんですよね。ぐうの音も出ません。

 

ーー落ち込む日が多い4月でしたが、唯一の楽しみであるライブ参戦はそんな日々があったからこそ、とても印象深いものでした。

4/14  Fear,and Loathing in Las Vegas
「Grand Final Special One Man Show en Makuhari Messe 」

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ハイトーンボイスとデスボイス。とても激しいバンドですが、ストイックに音楽と向き合うバンド。見習わなきゃ。芯がしっかり通っていて、英語歌詞の和訳を調べては励まされる日々でした。

 

4/30 SUPER BEAVER

「都会のラクダSP at 日本武道館

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ファンが心待ちにしていた武道館公演。武道館で初めてロックコンサートを開催したのはビートルズ。そのためバンドが武道館でライブを行うということは音楽シーンにおいて重要な意味を持っていると言われています。

 

無駄だった

意味がなかった

そんなと言わないで

かけた時間に

価値をつけられるのは

あなただけ

 

ファンファーレという曲の歌詞。この言葉に心がギュッと熱くなります。涙流しっぱなしのライブとなりました。おめでとうございます。SUPER BEAVER

 

5月のスタート。飲食店にとってGWは忙しい数日間となります。先のことへの不安は考えればたくさん出てきて、お先は真っ暗に見えますが「なんとかなるさ」と唱えて、まずは目の前のお客さんに喜んでもらえるように一生懸命になること。そう心に決めて、また進んでいきます。

 

ありがとうございました!